車売却

私達の世代の若い頃の夢は車を持つ、即ち自家用車を所有することだった。その夢を叶えて所有し続けて数十年。しかし都内の交通便の良い所に住むようになってからの車は不要の長物以外の何者でも無くなった。それでも愛着という未練にしがみついてきたが、遂に本日決断を下した。長時間に及ぶ交渉の末に契約を交わした。明後日引き取りに来る。主たる運転者の夫はやはり寂しさを隠せない様子だ。

業者が帰った後、直ぐに台所に立ち精一杯の手料理を作った。もうすぐコロッケと鯛の真子煮とイナダの刺身と胡瓜ワカメ酢の物と大根葉油揚げの味噌汁だ。う〜ん私が好きな品を作っただけかも。