食器を割る

ふっと体勢を崩した瞬間に持っていたガラス食器を放り投げる様に、ビニールクッションの床に落としてしまった。見事なくらいに粉々に散りばらまかれた。拾い集めて幾度も粘着コロコロを回したが、ビニール床に突き刺さった小さな破片を除き切れない。仕方なく掌で拭い探す羽目になり、手指は小傷だらけになった。こんなにも粉々になるなんて、そして床に刺さるなんて思いも掛けなかった。

今夜は夫の好物おからハンバーグとセロリウィンナー炒めと冷奴と吸い物を作った。